転職を選ぶエンジニアも増えてきましたが、年齢によって転職のコツが違います。例えば中高年のエンジニアはやる気よりも実力が優先されることが多いようです。その上、中高年エンジニアが転職をしようとした際に求められるものは、テクニカルスキルだけではありません。管理者としてのマネジメントスキルも求められます。実際の会社でのマネジメント層には、トップマネジメント（経営者）、ミドルマネジメント（管理者）、ロワーマネジメント（監督者）の3つの階層がありますが、中高年エンジニアに求められるのは、ミドルマネジメント（管理者）としてのマネジメント能力です。
ちなみにマネジメントに必要なヒューマンスキルには、交渉や折衝をスムーズに行うネゴシエーション能力、相手の話を理解するヒアリング能力、組織を指導し統率するリーダーシップ、自分の考えや意見を的確に他の人に伝えるプレゼンテーション能力、個人やチームのメンバーの能力を最大限に発揮できるよう人材育成するコーチング能力、仕事の関係者とスムーズに意思疎通をするコミュニケーション能力、会議やミーティングでスムーズな進行を促すファシリテーション能力といったものがあります。どれも、長年の経験と共に時間をかけて培われる能力です。これらの能力を強みとしてアピールすることが、中高年の転職を成功させるコツのひとつといえるでしょう。
ミドルマネジメントは、経験値の少ないエンジニアには難しいポジションです。やる気のあるエンジニアのキャリアアップ先としては、ちょうどいいポジションでしょう。